支部からのお知らせ

2012/04/30【秋田支部】支部だより

支部長 浅 野   修(経済学部 昭和51年度卒)
愚痴をこぼさず、嫌な顔せず、コツコツ頑張るスタイルの「勤勉」が美徳とされる日本。昨年の3.11大震災以来、美徳に拍車がかかった気がします。
しかし、あれから一年が経過し、目を凝らして被災地を見聞きすると、とても美徳には程遠い悲痛で悲惨な声が聞こえてくるのは何故でしょうか。 「がんばろう東北、がんばろう日本」の合言葉は、ほんの一握りの国民のスタンスなのでしょうか?
同じ国民の病んだ心を少しでも慰める行動が必要な時期に、震災から半年後、ボランティア活動でベトナムのフエにいる自分はいったい何なんでしょう。仕事絡みとはいえ、他国の為、湿度も摂氏もべらぼうに高い小高い山の斜面に5000本のアカシヤの苗木を植樹する。自分がこの世から去る頃に立派な樹木に育つのだろう・・・きっと。
半世紀以上に亘り戦争に明け暮れたベトナム。その国旗は、真っ赤な血の色に輝く星が一つ。国民が一つになって戦争からの復興を願い取組む姿を象徴し、屈託のない笑顔の青年たちは、明らかに今の日本の前屈みの青年とは違う。目標や希望を持つことで、こんなにも姿勢が変わるものなのでしょうか。やはり、「青年よ大志を抱け!」でしょうか・・・。  
ベトナムから帰国すると、10月22日(土)待望の秋田支部総会が待っていました。
大志を抱いた青年淑女が集い、とことん語り合ったあの夜を忘れない!集った諸君が満足のゆく一日であったと信じ、これからの新生秋田支部に乞うご期待です。